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般若心経が凄い

最終更新: 2019年3月24日


まかはんにゃはらみったしんぎょう

摩訶般若波羅蜜多心経

「存在する」ことの意味を説き智徳の真言を唱えるお経

この真理を知った時、一見受け入れがたく感じるかもしれません。

私が探し求めていた答えがここにあった!!と衝撃的を受け感動したのが「摩訶般若波羅蜜多心経」です。


般若心経について

般若心経の経典はお釈迦さまがよく説法されていた霊鷲山(りょうじゅせん)という実在の山にて、ある時深い瞑想に入られ、同様に観自在菩薩も深い瞑想にに入られた時、そこで境地に至り智慧の修行を終え、お釈迦様の弟子:舎利子(しゃりし)に説いた内容となっています。その序文が記されています。


一時仏在王舎城耆闍崛山中 与大比丘衆及菩薩衆俱

ある日、王舎城の近くにある霊鷲山(りょうじゅせん)の山頂に、真西を背にしてお釈迦さまが坐られ、聴衆はお釈迦さまの説法を待っています。

時仏世尊即入三昧 名広大甚深

しかしこの日のお釈迦さまはいつまでも静かに瞑想に入ったままです。


爾時 衆中有菩薩摩訶薩 名観自在 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 離諸苦厄

聴衆の一人である観自在(かんじざい)という名の在家の求道者も瞑想に入ります。そこで観自在菩薩は、あることを悟ります。


即時 舎利弗承仏威力 合掌恭敬 白観自在菩薩摩訶薩言

その場に居合わせた舎利子(しゃりし)という名の出家修行者が驚嘆し、観自在菩薩のもとに近づき、「どうかその境地に到達する修行法をご教示下さい。」 とお願いします。

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かんじざいぼさつ ぎょうじんはんにゃはらみったじ

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時

観音菩薩が自分の存在について、深く向き合った結果、一つの真実にたどり着いた。


しょうけんごおんかいくう どいっさいくやく

照見五蘊皆空 度一切苦厄

私たちの存在は、体と心によって成り立っている。 だからこの身と心のどこに自分が存在しているのかを確かめようとした。

そして、様々な『知識』が落ちて行った時に気づいた。

物質的な肉体も、感覚、イメージ、思考、意思、感情、認識・・・そういったあらゆる精神作用すべての詳細をみても「これが自分だ」というようなものを見つけられなかった。

「自分」という実体は、じつはこの世界のどこにも存在しなかったのである。 その真実を知って私は驚いたが、同時に苦悩から解放され、とても腑に落ちて安らぎを感じているのである。


しゃりし

舎利子


シャーリプトラよ。 私が知り得た真実とは、「自分が存在しない」という驚くべき真実のことなのだ。


しきふいくう くうふいしき

色不異空 空不異色

形あるものは全て変化し続け、変化しないものはないのだ。その理によって、形あるものが存在するのだ。 私達の「体」は何でできているか?追求すれば素粒子というようなとても小さな

物質が集合して出来ている事に気付くだろう。

あらゆる物体は固有が実在しているのではなく、何かが集まった「状態」にすぎない

一見何も変化が無いように見えるものでも、それはゆっくりと時間をかけて必ず変化をしているのだ。どんなものでも未来永劫形を変えずに保持できるものなど有りはしない。変わらずに固有として存在するもの、他物を必要としないものなど無いのである。 ありとあらゆるものは『状態』であって、『実体』ではないのだのだ。



そこに『実体』がないからこそ、変化を続ける『状態』であるのだ。 「物体に実体は存在しない。自性がない。」という真実を「空」と呼ぼう。


しきそくぜくう くうそくぜしき

色即是空 空即是色


私たちが感じとるあらゆる物体は、固定的な実体がなく「空」という性質をもっている。変化をする性質であるからこそ、あらゆるものは形をもつことができ、また形を変えることができるのである。この原理が存在の真実なのだ。

変化しないものは、この世界のどこにも存在しない。だからこそこの世界には多種多様な姿や形をしたものが存在できているのである。


じゅそうぎょうしき やくぶにょぜ

受想行識 亦復如是

「空」は感覚、知覚、意思、認識、好き嫌い、イメージ、といったあらゆる精神作用も、同様に変化をする。分かり易くいえば、人の感情は日々コロコロと変わるのを自分でも感じているだろう。

「自分」という存在も実は固定的な存在ではなく、流動的な「状態」の一つにすぎず、自分も「空」ということなのだ


しゃりし ぜしょほうくうそう

舎利子 是諸法空相


シャーリプトラよ、この世のすべての存在に実体はない。変化あるところに実体はあり得ず、常に全てのものが関係し合っているのだ。状態を変化させ続けるという法則の中にすべての存在があるということだ。


ふしょうふめつ ふくふじょう ふぞうふげん

不生不滅 不垢不浄 不増不減

実体が生まれることも、また、消滅することこともない。

垢がつくこともなければ浄らかなのでもなく、増えもしなければ減りもしない。 ただ、変化を続けるだけである。


ぜこくうちゅう むしき むじゅうそうぎょうしき 是故空中 無色 無受想行識

身も心も、すべての存在も「空」であり、『あらゆるものに実体はない』

現存しているように見えるが、固定的に実在しているわけではなく、「状態として存在している」にすぎない。つまり存在には自性がなく、すべて無自性なのである。


むげんにびぜっしんに むしきしょうこうみそくほう

無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法


視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、思考、行動、認識、 どれも永遠に不変ではなく、みな「空」である。


むげんかいないしむいしきかい

無眼界乃至無意識界


私たちが意識できている世界とは、自分の感覚器官で感じた世界であって、世界そのものを感じているわけではない。触覚も意識の世界にも“実体”はないのだ。


むむみょう やくむむみょうじん

世無無明 亦無無明尽

世界は「空」として存在しているという真実。しかし私達はこの世界が「実体」として存在していると思い込んでいる。

あらゆるものは、有るようで無いのである。 それは、ただ無いのとも違う。やはり、有るようで無いのだ。


ないしむろうし やくむろうしじん

乃至無老死 亦無老死尽


老いや死はそこに至るわけではなく、本当は存在しない。 見た目のみ存在するもので、実際には「空」である存在が形を変えているだけなのだ。

むくしゅうめつどう むちやくむとく いむしょとくこ

無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故


万物に実体は無いから、本当は苦しむ道を進むこともなく、苦しみを無くす方法もない。そもそも問題自体、何も無いのであるから。しかし私達は「問題」と捉え、苦悩しながら答えを探している。


ぼだいさった えはんにゃはらみったこ

菩提薩埵 依般若波羅蜜多故


自分も本当は「実体が無いのだ」と気付けば、迷いや苦しみを持つこともない。


しんむけいげ むけいげこ むうくふ

心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖


存在の本質が「空」であると腑に落ちた時、これまでの概念が取り払われ、恐怖に感じることもない。


おんりいっさいてんどうむそう くぎょうねはん

遠離一切顚倒夢想 究竟涅槃


「実体の存在」という思い込みの世界にのめりこんでいたが、そこから遠く離脱した時、美しく平穏で究極の世界があることを悟った。


さんぜしょぶつ えはんにゃはらみったこ とくあのくたらさんみゃくさんぼだい

三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提

いつの時代のどの世界であっても、いかなる宗教を信仰していても、「空」という存在の真理を知っている者は心が平穏でいられる。


こち はんにゃはらみった ぜだいじんしゅ ぜだいみょうしゅ ぜむじょうしゅ ぜむとうどうしゅ

故知 般若波羅蜜多 是大神咒 是大明咒 是無上咒 是無等等咒

存在することの真実を知る「般若波羅蜜多」という智慧、これこそが大神真言であり、大明真言であり、無上の真言である、最高の悟りなのだ。皆等しく真言を讃え唱えよ。


のうじょいっさいく しんじつふこ

能除一切苦 真実不虚


あらゆるものは「空」である真実を本当に知る者は、一切の苦しみから除かれ本質の自分に回帰する。


こせつはんにゃはらみったしゅ そくせつしゅわく

故説般若波羅蜜多咒 即説咒曰

ゆえに、この智慧の修行を、短い真言で讃えよう。 この真言を日々唱えるだけでいい。


ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか

羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶


はんにしんぎょう

般若心経



般若心経は古代インドの仏教経典で、インドの古代言語であるサンスクリット語やパーリ語で書かれ下記のように漢訳された。大乗仏教の中心的な思想である「空(くう)」を説いた600巻約500万字におよぶ『大般若経(だいはんにゃきょう)』である。

<原語>

ルーパ   →「色」 「物質的なもの」「形あるもの」を意味する。

シューニャ →「空」を意味する。(何も無いという事ではない) ※シューニャは数字の0「ゼロ」も意味していて、プラスでもマイナスでもないニュートラルな状態。こういうところはタロット「0 愚者」(ニュートラル、変化)と共通していますね。



とても素晴らしい経典なので、是非下記の真言(マントラ)だけでも唱えて欲しいと思います。


ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい 
ぼじそわか
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶

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