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執筆者の写真pikaichi

食べ続けると危険な食品とは(1)

更新日:2021年10月18日

殆どの方が何かしらの食品添加物を口にされている現代ですが、2004年12月26日発生したスマトラ沖地震・津波による影響で亡くなったある日本人の方は、肉体の腐敗の進行がスマトラで亡くなった現地のインドネシア人より遅かった理由に、防腐剤入りの食事を多く摂っていた事が理由との見解がありました。

という事で、食品添加物についての記事です。


日本で厚生労働省が認可している食品添加物

463品目(2019/6/6)


他国の10倍程にもなります。

私が20代の頃、食品添加物に興味を持ち、調べた事がありますが、数十年先の未来は2桁まで改善されるだろうと期待していたのにこの結果・・・。嘆かわしいです。


マウスやビーグル犬などを使った実験で安全性を確認していますが、毎日何mgを何日間摂取し続けたら発がん性の疑いがあるとか、心筋梗塞のリスクが高くなるとか、そもそも「疑い」があった時点で止めるべきですし、化学合成という異物を体に入れる事自体、自然に反する事だからNGだと思うのです。


他国は禁止している成分でも日本では使用可というのも異常・・・。

新鮮に見せたり、美味しそうに見た目を艶やかに色を付けたり、腐らないよう防腐剤を入れたり、そうやって誤魔化して売ることを考えるよりも、どうやったら新鮮で安全で美味しいものを消費者に提供できるか、生産者や国がもっと協力して取り組むべき最優先課題ではないでしょうか。


中には安全性が確認されているものもありますが、それは数十年先の未来でどのように人体に影響が出るのか、そこまで確認はされているのか、本当の安全性の基準が不透明で疑問に思います。


妊娠マウスが帝王切開され赤ちゃんを調べられたり、多くの動物の犠牲が山のように繰り返されても、食品添加物を取扱う限り、この犠牲が終わる事も、私達が安心して食生活を送る事も永遠に約束はされないでしょう。


周りが食べているから、という理由で結構安心してしまいがちですが、外食やファーストフードが多い人は年間11kgの食品添加物を摂取している事になるそうです。


ここでどのような食品添加物があり、どういう食品に含まれるのかを纏めてみました。


<該当食品>

コンビニのおにぎり🍙 、チーズ製品、はんぺん、かまぼこ、魚肉ねり物、漬物、佃煮、炭酸飲料、ダイエット炭酸飲料、清涼飲料水、エナジードリンク、チーズ、魚肉ねり製品、食肉製品、魚介乾製品、つくだ煮、煮豆、しょう油漬、キャビア、マーガリン、シロップ、果実ペースト


<含まれている添加物の表示名:主に腐敗防止として使用される>

ソルビン酸、ソルビン酸K、保存料、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ナタマイシン


<体への有害性と病名>

発がん、白血病、神経障害、変異原性(細胞に突然変異が起こる)、めまい、食欲不振


安息香酸は白血病を引き起こすベンゼンに変化する危険性がある。チーズを加工した食品にはナタマイシンが含まれていることがあるが表示義務が無い。



<該当食品>

カップラーメンの麺、菓子パン、スナック菓子、生菓子、グミ、ソフトキャンディ、アイス、豆乳、乳製品、ケーキ、ホットケーキミックス、ドレッシング、ジャム、焼き肉のたれ、とんかつソース、畜肉・水産加工品、麺やチルド、冷凍食品、こんにゃく、フライの衣


<添加物の表示名:老化特性や粘度の不安定さを改善する為>

加工でんぷん


<体への有害性と病名>

発がん、胃潰瘍、食欲不振、衰弱、軟便、慢性的な腸の不調


11種類あるが「加工でんぷん」と簡略して記載されている。遺伝毒性発がん性物質の疑いのあるプロピレンオキシドが残存している物質を使用している場合がある。品質や不純物の基準が法令で整備されていない。

耐老化性デンプン(酢酸デンプン、ヒドロキシプロピル化デンプン)などが麺やチルド・冷凍食品

架橋デンプン(リン酸架橋デンプン)は、たれ、ソースの粘度安定化、畜肉・水産加工品の弾力性向上に使用されている。


<該当食品>

菓子パン、クッキー、お菓子、ケーキフライドポテト、ラクトアイス、低糖コーヒー、揚げ物、菓子パン、ケーキ、チョコ、スナック菓子、手巻き寿司のネギトロ


<添加物の表示名>

植物油脂、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド


<体への有害性と病名>

心筋梗塞、動脈硬化、脳卒中、糖尿病胃症、狭心症、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎


マーガリンやショートニングに含まれる「トランス型脂肪酸」「ジヒドロ型ビタミンK」 オランダではトランス型脂肪酸を含む油脂製品が販売禁止、デンマークもまた毒物扱いとされ禁止されている。 マーガリンは既に、ヨーロッパでは販売中止、製造禁止している国もある。

100gあたりマーガリンやショートニングで約13g~15g以上のトランス脂肪酸が含まれる。 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えて、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減り、心臓へのリスクが高まる

「トランス脂肪酸」の含有率表示が義務付けられていない。「植物性食用油」「植物性油脂」と表示されているだけである。


「植物性食用油」は遺伝子組み換えの大豆、キャノーラ、トウモロコシ、ひまわりなどを混合して製造される安価な「混合油」を使用し「トランス脂肪酸」を発生させる。

植物性食用油の多い食品:フレンチフライ、フライドチキン、ポテトチップス、中華料理、てんぷら、コロッケ、フライ、マヨネーズ。

※一番いいのは亜麻仁油。他はラードやバターの方がまだいいそうです。



<該当食品>

チョコ、ガム・飴、スナック菓子、飲むヨーグルト、ダイエットコーラ、ノンカロリー食品、健康飲料水、微糖の缶コーヒー、糖質ゼロのビール、発泡酒


<添加物の表示名:人工甘味料>

スクラロース、アセスルファムK、アスパルテーム、L-フェニルアラニン化合物


<体への有害性と病名>

心筋梗塞、脳卒中、脳腫瘍、肝臓へのダメージ、失明、視力低下、内臓異常(肝臓、心臓、胃、副腎などの肥大)、脳障害児、うつ症状、てんかん発作、骨格異常、ストレス増化、精子減少、体重漸増、パーキンソン症発症・吐き気・だるさ


(スクラロース)

体内に分解されることなく、異物として血管を巡る。血管壁を傷つけ、心筋梗塞や脳卒中のリスク有り。


(アセスルファムK)

砂糖の200倍の甘みがあるが、肝臓にダメージ、免疫低下。厚生労働省が一日の摂取量を制限している。


(アスパルテーム:パルスイート)

1965年アメリカで開発された合成甘味料。精神科医による研究結果ではネズミの脳に穴ができた報告やハーバード大学関連病院の研究チームにではダイエットソーダがリンパ腫や白血病のリスクを増大させる可能性があることを公表している。

また、ラットに11週間人工甘味料を与えたところ、消化吸収機能が下がり,下痢を起こしたり、体重増加不良をきたすグルコース不耐症が見られた。大腸菌の実験により成長不良、食欲不振、リンパ球数の低下が認められ、腸内環境を悪くする事が明らかになっている。

また「糖質0」と謳ったり、低カロリーの人工甘味料を摂取してもダイエットできるとは限りません。人工甘味料を摂取すると、脳は糖分を摂ったと勘違いしてインシュリンを放出するように命令し、血糖値が下がります。その後の食事でもっと多く糖を摂らないと満足できなくなるという脳の勘違いシステムが発動し、糖尿病を引き起こす原因になり得ます。ダイエット飲料を1日に2本以上飲むと腎臓機能低下のリスクが高まります。



<該当食品>

ミートボール、魚肉ソーセージ、お菓子、飴、ゼリー和菓子、せんべい、アイス、かき氷、うに、たくあん、福神漬け


<添加物の表示名:見た目を良くするもの>

カラメル色素、タール色素、コチニール色素 合成着色料(赤色2号,3号,40号,102号,103号,104号,105号,106号、黄色4号,5号,緑色3号、青色1号,2号)


<体への有害性と病名>

発がん、不妊症、催奇形性、染色体異常


発がん性物質を含むものがあるので、できるだけ避ける。赤色2号~は発がん性やアレルギーの疑いから欧米、カナダでは使用禁止に。イギリスでは食品メーカーに自主規制勧告。赤色3号も甲状腺の異常を引き起こす可能性があり。コチニール色素にも変異原生がある。


<赤色106号>

発ガン性が疑われているため日本以外の国では認められていない。ラットによる実験では、吸収された色素は肝臓に濃縮されていくことが分かっている。また、突然変異の原因となり遺伝子に強い影響を及ぼす。


<青色1号・緑色3号> 菓子類、清涼飲料水など着色に使用。 ヨーロッパでは発ガン性が疑われているため使用されていない。ラットによる皮下注射の実験では76%にガンが発生。肋骨、筋肉、肺にも転移した事を確認されている。



<該当食品>

ハム、ソーセージ、はんぺん、チーズ、さきいか、ワイン、レトルトハンバーグ、レトルト食品、麺類、缶詰、さつまあげ、菓子パン、クッキー、コンビニ弁当、飲食店のコーヒー


<添加物の表示名:加工食品の食感や見た目、味の向上を図る為に使用>

リン酸塩(乳化剤)、乳化剤、ソルビン酸カリウム、イーストフード


<体への有害性、病名>

発がん、骨粗鬆症、腎臓肥大、治療力免疫力低下、精神異常


リン酸塩(乳化剤)は摂取し過ぎると、カルシウムの吸収が抑止され、骨粗鬆症になる危険性がある。心筋梗塞のリスクが増え鉄の吸収を妨げ貧血などの原因にもなる。乳化剤と表記される事も多い。パンの場合はイーストフードと表記されるがリン酸が多く含まれている。


<該当食品>

ハム、ソーセージ、ベーコン、たらこ、いくら、生食用野菜類、卵類、ふき、もも、かんきつ類、明太子、かんぴょう、煮豆、乾燥果実、水あめ、せんべい


<添加物の表示名:発色効果で新鮮に見せる>

発色剤、亜硫酸塩、亜硫酸ナトリウム


<体への有害性、病名>

大腸がん、心筋梗塞、遺伝子に悪影響、頭痛、記憶障害、鬱、めまい


ハムや魚卵に含まれるアミンと化学反応を起こして、発がん性の強いニトロソアミンに変化する。食べすぎると大腸がんのリスクが高まる。WHOの公式発表がある。商品によっては亜硫酸ナトリウムが入っていないものも。



<該当食品>

カレールー、めん類、ジャム、豆乳・乳製品、ゼリー、プリン、アイス、ドレッシング、ソース、ケチャップ、冷凍食品、レトルト食品、焼き肉のたれ


<添加物の表示名:糊りやとろみを出す為に使われる>

増粘剤、増粘多糖類、ファーセレラン、トラガントガム、カラギナン、カゼインNA、ゲル化剤、、安定剤、糊剤


<体への有害性、病名>

発がん、免疫力の低下


「一括表示」が認められているので、どれか1つを表示しておけばよい。アルギン酸プロピレンリコールエステルという毒物を発生させる物質が使われている可能性がある。


【天然由来と言われる食品添加物について】

下記は殆ど植物等から抽出した成分またはその成分を化学合成したもので作られていますが、遺伝子組み換えのトウモロコシを使用していたり、過去にはダイオキシンで汚染された豆が使われていたこともあって、「天然由来」だから必ずしも安全とは言い切れないのが食品添加物の闇とも言える部分だと思います。


<カラギーナン>

ミリン科のキリンサイ属等の全藻を乾燥、粉砕して抽出またはその全藻より、加熱した水酸化カリウムで処理し得られたもの。シャブシャブのたれ、ドレッシング、スープ、デザート食品などに使用されている。


げっ歯類はカラギーナンを消化する際にガンや腫瘍が出来るとされていて、人間はカラギーナンを消化できない為安心と言われてきましたが、世界でも日本人は遺伝的にカラギーナンを消化できる体質らしいそうです。


ラットにカラギーナンを0,15,25%含むエサを50日間与えた実験では、

投与群で4日目から下痢が始まり8日目から背中の中央部より脱毛。結腸腫瘍の発生頻度が高くなった。た、発がん性物質を投与せずに、カラギーナンを含むえさだけを与えた場合、ラット1匹に結腸腺腫が見られた。鶏卵による実験では脳露出、くちばしの異常、無眼症など催奇形性が確認された。さらに生まれて4日目で死亡するヒナも多かった。


<グァーガム>

インド・パキスタンが原産のグアーというマメ科植物の種子から抽出されたもの。ソースやアイスクリーム、菓子類に使用されている。

妊娠したマウスに、体重1kg当たり0.8gを与えた実験では、29匹中8匹が死亡。


<トラガントガム>

ゼリー、菓子類、パン、低カロリードレッシング等に使用される。

マウスに対して、1・25%および5%含むえさを96週間与えた実験では、メスで体重がやや少なく、前胃に乳頭腫、がんの発生が認められている。



<該当食品>

おにぎり🍙、スーパー&コンビニのお弁当、チャーハン、カップ麺、インスタントラーメン、スナック菓子、ポテトチップス、味の素、だしの素、スープの素、浅漬けの素、味噌、醤油、パスタソース、加工食品


<含まれている添加物の表示名:主に腐敗防止として使用される>

アミノ酸等


<体への有害性と病名>

心臓発作、脳機能の低下、動悸、めまい、顔や首~腕にかけての痺れ・灼熱感


L-アスパラギン酸ナトリウム、DL-アラニン、L-イソロイシンなど規則別表第1(指定添加物リスト)に収載されている21物質及び既存添加物名簿収載品目リストの用途欄に「調味料」と記載されている物質を表示名で「調味料(アミノ酸)」と記載。

自然界に存在するアミノ酸ではなく、化学薬品を加えて発酵させる製法。毒性が強いとされている。


上記は特に注意した方がいい食品添加物です。

表示免除が認められているのは「栄養強化剤(ビタミン・ミネラル・アミノ酸等)」、「加工助剤(製造過程で使われるが最終の食品には残らないもの。水酸化Naなど)」、「キャリーオーバー(原材料に含まれる添加物)」


『キャリーオーバー』制度は、添加物を使用していても最終的に残っていないか少量の場合は記載しなくてもよい制度の事。その判断はメーカー自身がしている。その他、容器に入っていない、店頭でバラ売りされるパン、ケーキなども添加物の表示をしなくてよいことになっている。


EUやアメリカでも製造基準や残留基準が規定されていますが、日本ではまったく規定がされておらず、どの物質が含まれているのか分からないのが現状。というのがやっかいで消費者にとっては落とし穴です。


できるだけ加工食品は避け、無農薬のもの、スーパーフード等も取り入れると良いでしょう。(参考リンクzshitomo journalより)




実体が明らかでない部分も多くあり、過剰に忌み嫌われている食品添加物ですが、全ての食品添加物が体に悪影響を及ぼすわけではなさそうです。


今回ご紹介したものはできれば控えた方が良いと思われます。特にアレルギー体質の方、免疫力が低下している方など。


私達は知らず知らずに、体を薬漬けにしている傾向があるため、口に入るものはよく厳選して召し上がりましょう。

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